初心者におすすめのウィリンキー3選|月光爪哇・イザナギ・ジェニー
この記事は初心者向けです。ホームセンターのビカクを育ててみて次にウィリンキーに挑戦したい人、最初の1株で何を買うか迷っている人、ウィリンキーの品種が多すぎてどれを選べばいいか分からない人に読んでほしいです。
この記事は、私の特定の環境(室内栽培)での経験をもとに書いています。すべての環境に当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。
結論から言うと
初心者におすすめのウィリンキーは、月光爪哇(げっこうじゃわ)、イザナギ、ジェニーの3つです。
どれも育てやすくて、成長が速くて、それぞれ強烈な個性を持っています。
なぜこの3品種なのか
ウィリンキーって、育てていて楽しいんですよ。
成長が速いから変化を感じやすいし、それぞれ見た目が全然違うので「自分のビカクシダ」という感覚が湧きます。
この3品種を選んだのは、サイズ別に強烈な個性を持っていて、かつお求めやすいからです。
- 月光爪哇:大きい部門の代表
- イザナギ:コンパクト部門の代表
- ジェニー:ドワーフ部門の代表
ウィリンキーにはいろんなサイズ感の品種がありますが、それぞれのサイズ帯で「これを選んでおけば間違いない」という品種を選びました。
しかも、どれも今はお求めやすい価格帯です。高額な品種を買って枯らすとショックが大きいので、初心者のうちは手を出しやすい価格のものから始めるのがいいと思います。
見れば「これは月光爪哇だな」「これはジェニーだな」ってすぐ分かる。そういう強烈な個性があるのも、この3品種を選んだ理由です。
P.willinckii 月光爪哇|大きい部門
P.willinckii 月光爪哇は、超多分岐の胞子葉が特徴的なウィリンキーです。
大型のウィリンキーを育てたいなら、まずはこれ。成長が速くて、今はかなりお求めやすい価格になっています。最新のウィリンキーと比べても全然見劣りしない個性を持っていて、ウィリンキー好きな初心者にはぜひ育ててほしい一品です。
育てていて何が面白いか
中株の段階では、「普通のバランスの良いウィリンキーだな」という印象です。
でも、大株になると話が変わります。多分岐の胞子葉と、王冠状に末広がりに広がる貯水葉。繊細に分岐した胞子葉のエレガントさと、大きく広がる貯水葉の迫力が同居していて、他のウィリンキーとは一線を画す存在感が出てきます。
中株(2022年7月)
成長中(2022年9月)
大株(2023年12月)
ビカクシダは小株→中株→大株で姿が劇的に変わるのが面白いところですが、月光爪哇はその変化を一番分かりやすく体験できる品種だと思います。
注意点
かなり大きくなるので、場所取りには注意してください。
あと、私の経験だと、まんべんない光がないと胞子葉がねじれやすいです。照らす範囲が狭いと、その範囲内で胞子葉を伸ばそうとして内側に巻いてしまうことがあります。
P.willinckii ‘Izanagi’|コンパクト部門
P.willinckii ‘Izanagi’は、貯水葉が大きく冠状に展開するのが特徴的なウィリンキーです。
イザナギの最大の魅力は、普通に育ててもコンパクトに収まるところです。大きくなりにくいので、室内栽培でスペースに限りがある人にはぴったりの品種です。
さらに面白いのは、育てる環境によって姿が変わるところ。強い光で育てるとドワーフっぽくさらにコンパクトに仕立てることもできます。同じ品種なのに、育て方次第で違う表情を見せてくれます。
成長が速くて、丈夫で、子株をよく吹く。初心者にとって、これほど安心できる品種はなかなかありません。
育てていて何が面白いか
月光爪哇みたいに大きくなりすぎず、ジェニーみたいなドワーフほど小さくもない。ちょうど中間のサイズ感で、室内でも場所を取りすぎずに育てられます。
私の環境ではそこまで強い光ではないので、コンパクトでバランスの良いウィリンキーという印象です。貯水葉が大きく冠状に広がっていく姿は見応えがあります。
そして、成長がとにかく速い。私の株は2024年6月に購入しましたが、約1年半でここまで大きくなりました。
購入時(2024年6月)
最新(2026年1月)
「大きいウィリンキーは場所が取れない、でもドワーフだと物足りない」という人には、イザナギがちょうどいいと思います。
注意点
特に大きな注意点はありません。丈夫な品種なので、初心者でも安心して育てられます。
P.willinckii ‘Jenny’|ドワーフ部門
P.willinckii ‘Jenny’は、ドワーフタイプの魅力を余すことなく詰め込んだ品種です。
ジェニーの最大の魅力は、小さくて、白く、超多分岐というところ。ビカクシダの最高峰と言われることもあるくらい、完成度が高いです。
以前は高額で手が出しにくかったのですが、TCが出回るようになって、今はかなり求めやすい価格になりました。ドワーフタイプのウィリンキーを育てたいなら、まずはジェニーから始めるのがいいと思います。
育てていて何が面白いか
育てていて面白いのは、分岐がどんどん増えていくところです。小株→中株→大株と成長する過程で、分岐数が目に見えて増えていきます。
小株(2024年8月)
成長中(2025年3月)
現在(2026年1月)
しかも、成長が早い。他のドワーフより成長が早い気がします。変化を感じやすいので、育てていて飽きません。
ドワーフタイプは弱いイメージがあるかもしれませんが、ジェニーは割と丈夫です。ドワーフの中では育てやすい部類だと思います。
注意点
暑さには弱いので、夏場の環境には注意が必要です。
20〜24度くらいのレンジで育てるととてもよく育ちますが、30度を超えると成長が一気に鈍化する印象です。私は完全室内でエアコンを使っているので問題ありませんが、夏場に暑くなる環境で育てている場合は気をつけてください。
あと、貯水葉ターンと胞子葉ターンの間で動かなくなる時期があります。ただ、環境がきちんと揃っているのであれば、あまり心配しなくても大丈夫です。
ウィリンキー全般について
ウィリンキーは全般的に育てやすい品種です。
ただし、夏場の直射日光や冬場の無加温・日光なし環境は避けてください。これはウィリンキーに限らず、ビカクシダ全般に言えることですが、適切な環境を整えれば、どの品種を選んでも楽しく育てられます。
どこで買えるか
ウィリンキーは、主にヤフオクや植物イベントで購入できます。
信頼できる出品者や販売者から購入することをおすすめします。Instagramで親株の写真を見て、育て方や株の状態を確認してから購入すると安心です。
最後に伝えたいこと
3つの品種をおすすめしましたが、一番大事なことを伝えます。
結局、自分が気になったビカクシダを買うのが一番です。
Instagramで親株を見て回ってください。「これすごい」「これかっこいい」と思うものが必ずあるはずです。その感覚を大事にしてほしい。
好きなものを買わないと、毎日観察しようという気持ちも湧かないし、世話をするモチベーションも上がりません。ビカクシダは育てる人の愛情に応えてくれる植物なので、自分が心から「育てたい」と思えるものを選んでください。
ただし、買った後はきちんと環境を整えて、きれいに育ててあげてください。LED照明と空調設備(エアコン)を用意して、適切な環境で育てる。そこまでやって初めて、ビカクシダの本当の魅力が見えてきます。
それが、沼への入り口です。
まとめ
サイズ別に、初心者におすすめのウィリンキーを選びました。
- 月光爪哇(大きい部門): 繊細な多分岐と王冠状の貯水葉。エレガントさと迫力が同居する
- イザナギ(コンパクト部門): 普通に育ててもコンパクト。丈夫で子株もよく吹く
- ジェニー(ドワーフ部門): 小さくて白くて超多分岐。ドワーフの魅力を全部詰め込んだ完成形
どれも強烈な個性があって、今はお求めやすい価格帯です。初心者がウィリンキーの魅力を体験するには、この3品種から選べば間違いありません。
ただ、最終的には自分が好きなものを選ぶのが一番です。好きなビカクシダを、きちんと環境を整えて育てる。それがビカクシダを楽しむ第一歩です。
JISAKUBO
管理人2020年からビカクシダを育てています。気づいたら5年で100種類以上。たくさん枯らして、たくさん学びました。自分の備忘録ですが、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。
@j39bo