【買う前に確認】ビカクシダ「P.willinckii Moonlight」は3種類ある|月光爪哇・PN・VPの見分け方
この記事は、私の特定の環境(室内栽培)での経験をもとに書いています。すべての環境に当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。
なぜこの記事を書いたのか
「Moonlightを買ったはずなのに、育ててみたら思っていたのと全然違う」
こういう経験、ありませんか?
実は、ウィリンキーの中に「ムーンライト」と名のつく品種が3つあります。
- 月光爪哇(台湾由来)
- Moonlight PN(タイ由来)
- Moonlight VP(タイ由来)
名前は似ている。でも、すべて別の品種です。
由来も違う。見た目も違う。育て方の特性も違う。
私は初心者の頃、正直どれがどれか分かりませんでした。販売時に「P.willinckii Moonlight」とだけ書かれていることもあり、どの品種なのか分からないまま購入してしまうケースもあります。
この記事では、3品種の違いを写真付きで整理しました。購入時の参考にしてください。
それぞれの特徴
月光爪哇
Moonlight PN
Moonlight VP
月光爪哇|200分岐以上の大迫力(台湾由来)
一言で言うと:多分岐で大迫力。
胞子葉の特徴:分岐数が非常に多い。成株になると200分岐以上になることもあります。成熟して胞子がつくと、葉先がチリチリとした形状に。貯水葉も大きく、立派な王冠型に展開します。
サイズ:大型。胞子葉が伸びやすいため、場所を取ります。
光環境:弱めでも育つ品種。
注意点:スポットライトなど、光の境界線がある環境は要注意。光が当たっている範囲内で胞子葉を伸ばそうとするため、どんどん内転します。
📷 月光爪哇の栽培記録を見る →Moonlight PN|細く繊細、女性的な印象(タイ由来)
一言で言うと:細く繊細。VPに比べて女性的な印象。
胞子葉の特徴:細い胞子葉がわずかにカールする。胞子葉には薄らとホワイトラインが乗ります。分岐はまあまあ多い傾向。
サイズ:コンパクト。強光で仕立てれば、スペースに限りがある環境でも育てやすい。
光環境:強めでも弱めでもOK。
注意点:光環境によって姿が変わりやすい。強い光だと胞子葉は短く、切れ込みが浅く、わずかにカール。弱い光だと胞子葉は長く、切れ込みが深くなります。
📷 Moonlight PNの栽培記録を見る →Moonlight VP|太く豪快、男性的な印象(タイ由来)
一言で言うと:太く豪快。PNに比べて男性的な印象。
胞子葉の特徴:一旦立ち上がってから垂れる。そして先端が外側にめちゃめちゃカールする。この「外ハネカール」が最大の特徴です。胞子葉には薄らとホワイトラインが乗ります。分岐はPNより少なく、そんなに多分岐ではありません。
サイズ:月光爪哇より一回り小さく、PNよりは大きい。コンパクト〜大型の間。
光環境:強めの光が必要。短葉・立葉という魅力を引き出すには強い光で育てる。
注意点:
- 光環境が強いと胞子葉が中心に寄りやすく、クロスしてしまうことがある
- トリコームが剥げやすい。水やりやちょっと擦っただけで傷になりやすい
- 外ハネカールの特徴は、胞子葉がついたときに現れる。子株の段階ではまだ見られない
3品種の比較(早見表)
購入時の注意点
ムーンライト系のウィリンキーを購入するときは、販売者にどの品種なのか確認することをおすすめします。
「P.willinckii Moonlight」とだけ書かれていたら要注意。月光爪哇なのか、PNなのか、VPなのか分かりません。購入前に確認しておくと安心です。
確認すべきポイント:
- 品種名(月光爪哇、PN、VPのどれか)
- 由来(台湾かタイか) など
注意:交雑種で「P.Moonlight」という品種もあります。これはウィリンキーではなく、別の交雑種です。名前が似ているので混同しないように。
P.Moonlightには2種類あります(私の記憶では)。
- ウィリンキーとダイバーシフォリウムの交雑種
- マウントルイスとドワーフタツタの交雑種(レア!)
※違っていたらすみません。詳しい方がいたら教えてください。
小株の写真
販売者の情報だけでなく、自分でも判断できるように、私が育てている子株の写真を載せておきます。購入時の判断材料にしてください。
月光爪哇の子株(2022年2月1日)
Moonlight PNの子株(2021年12月13日)
Moonlight VPの子株(2022年10月31日)
月光爪哇は、子株の段階でもPNやVPと比べて葉が広く、もっちりと白っぽい葉をしています。一方、PNとVPは子株の段階では非常に似ていて、どちらも細葉です。
写真の通り、子株の段階では月光爪哇とPN・VPの判別は簡単ですが、PNとVPの判別は難しいです。ある程度育った状態で胞子葉の特徴を確認する必要があります。
信頼できる販売者から購入し、品種の情報を明確にしておくことが、後々のトラブルを防ぐことに繋がります。
まとめ
- 月光爪哇、Moonlight PN、Moonlight VPは名前が似ているがすべて別の品種
- 月光爪哇は台湾由来で大型・多分岐、PNとVPはタイ由来
- PNは細く繊細で女性的、VPは太く豪快で男性的
- PNとVPの胞子葉にはホワイトラインが乗る
- 子株の段階ではPNとVPの判別は難しい
- 交雑種のP.Moonlightとは別物なので注意
- 購入時は販売者に品種を確認することをおすすめします
初心者におすすめのウィリンキー3選
月光爪哇を含む、育てやすいウィリンキーを3品種紹介。
スポットライトは距離で光量が変わる
品種ごとの最適な光環境の設計方法。PNやVPの配置の参考に。
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JISAKUBO
管理人2020年からビカクシダを育てています。気づいたら5年で100種類以上。たくさん枯らして、たくさん学びました。自分の備忘録ですが、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。
@j39bo