2023年7月7日に友人から譲り受けたBlue Queen。多分2022年ぐらいからタイのBlue Queenの親株写真がネットで出回っていて、胞子葉の先端が細長く不規則にカールしているとても不思議な姿に一目惚れしました。タイの写真を見てからずっと憧れの品種で、長年探し回っていました。当時はあまり出回っておらず、海外のバイヤーに聞いたら数十万すると言われたこともあります。そんな中、友人がBlue Queenを持っていることを知り、譲ってもらうことができました。
Blue Queenは、P.willinckii bogor suddanの胞子培養の選抜品種です。この胞子培養株の中には、かのJennyもいるため、Blue QueenとJennyは兄弟株という関係になります。余談ですが、bogor suddanには他にもいろんな選抜品種がありますが、また別の機会で紹介したいと思います。
このウィリンキーの魅力は、その名の通り青白い葉色と切れ込みの深い胞子葉です。胞子葉は展開中は先がくるくる巻きますが、展開が完了すると巻きはなくなります。貯水葉については、私の経験では人の手を加えずに育てると左右にぱっかり割れるような展開をする傾向があります。これはこれで良い個性だなと思います。
サイズ感については、コンパクト系のウィリンキーです。うちの株はすでに胞子がついていますが、貯水葉の上から胞子葉の下まで大体80cmくらいと結構コンパクトです。感覚としては横縦ともに月光爪哇の半分ぐらいの大きさです。
育成中、一度調子を崩したことがあります。貯水葉が薄く弱々しく丸い形になり、前回のターンよりもサイズが小さくなりそうでした。原因を考えて観察してみると、貯水葉の裏側と水苔の間に隙間ができていることを発見しました。おそらく成長点から根が後ろ側へ展開できなかったのが原因だと思います。これを塞いだ結果、貯水葉はみるみる大きく成長していくようになりました。また、横についていた子株も枯れそうでしたが、水苔を詰めたあとは生き返りました。
この経験から、成長点から根が展開できる環境を維持することがビカクシダにとって非常に重要だと痛感しました。貯水葉の裏側と水苔の間に隙間ができていないか、定期的に観察することをお勧めします。
現在のBlue Queenは、調子を取り戻してからまだそれほど時間が経っていません。特徴がそんなに出てきていない発展途上のウィリンキーですが、これからどんどんと美しくなっていく期待の株です。
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Basic Info (基本情報)
- 入手時期
- 2023年7月7日
- 入手先
- 友人から譲り受け
- 現在の板サイズ
- 21cm×31cm(大株サイズ)
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Environment (育成環境)
- 場所
- 室内2階廊下のビカクウォール中段
- 照明
- BRIM COSMO 22W、Helios Green LED HG24(商品は使用道具ページの照明セクション参照)
- 温度
- 20度〜30度(日光+エアコン管理)
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Care (水やり・肥料・活力剤)
- 水やり
- 水苔の下側を触って乾いていたら即水やり
- 肥料
- 月1でマグァンプK 中粒 + コンポストを苔増しの都度追加(薄く苔増し)(商品は使用道具ページの肥料セクション参照)
- 活力剤
- HB-101とラピッドスタートを毎回1000倍希釈で使用(商品は使用道具ページの活力剤セクション参照)
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SECTION (苔増し履歴)
- 2023年8月18日(入手から42日後)
- 根板至苔増、Pfood、マグァンプK
- 2023年9月12日(入手から67日後)
- 根板至苔増、油粕、マグァンプK
- 2023年10月14日(入手から99日後)
- 月一ペースでコケまし、マグァンプK
- 2024年1月7日(入手から184日後)
- 苔増し、マグァンプK、コンポスト
- 2024年2月29日(入手から237日後)
- 貯水葉裏の両端に水苔を詰めて形を整え、肥料を入れる
- 2024年4月2日(入手から270日後)
- ワイヤーと水苔を使って貯水葉を誘導
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