ドワーフタイプのウィリンキー|胞子葉がアッパーになる光量の目安
この記事は、私の特定の環境(室内栽培)での経験をもとに書いています。すべての環境に当てはまるわけではありませんので、ご了承ください。
この記事でわかること
この記事では、ドワーフタイプのウィリンキー P.willinckii ‘OMG’ をサンプルに、胞子葉がアッパー(上向き)になる光量の目安を紹介します。比較的弱めの光と比較的強めの光での胞子葉の違いを、写真付きで比較します。
ドワーフタイプのウィリンキー|胞子葉がアッパーになる光量の目安
ビカクシダの胞子葉は、光が強いほどアッパー(上向き)になります。これはビカクシダ全般に共通する性質です。
ただ、「具体的に何ルクスでアッパーになるのか」という数値の情報は、なかなかありません。Instagramを見ていても、同じドワーフタイプのウィリンキーでもアッパーに育てている人もいれば、優雅に垂れ下がった姿で育てている人もいて、様々です。どちらが良いかは完全に好みの問題ですが、「この姿にするにはどのくらいの光量が必要なんだろう」と思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ドワーフタイプのウィリンキーの一種である P.willinckii ‘OMG’(以下、OMG)をサンプルに、比較的弱めの光と比較的強めの光での胞子葉の違いを紹介します。これからドワーフタイプを育てる方の光量調整の目安になれば幸いです。
7,000〜8,000ルクス程度の場合
以前の環境では、株の位置での光量が7,500ルクス程度でした。
この光量では、胞子葉の先端が伸びきって、優雅に垂れ下がった姿になっていました。
下の写真は、7,500ルクス程度の環境で育てていた時のOMGです。
これはこれで美しい姿です。先端が長く伸びて、優雅な雰囲気があります。
15,000ルクス程度の場合
現在の環境では、株の位置での光量が15,000ルクス程度です。
下の写真は、照度計で測定した値です。
光量を上げてから、胞子葉がアッパー(上向き)になりました。
以前と同じ株ですが、胞子葉が上に向かって伸びているのがわかります。
何を変えたか
変えたのは、LED照明と株の距離です。株をLEDに近づけました。
ライトの種類や照射時間は変えていません。使用しているライトは BRIM PANEL A 45W です。単純に距離を近づけたことで、株に届く光量が7,500ルクス程度から15,000ルクス程度に上がりました。
実際に距離を変えて試してみた結果、胞子葉の向きがはっきり変わりました。
ライトと株の距離を変えるだけで光量は大きく変わります。新しいライトを買わなくても、配置を見直すだけで光環境を改善できる場合があります。壁面のどの位置に何ルクス届くかを事前にシミュレーションしたい方は、JISAKUBO Light Planner を試してみてください。
JISAKUBO Light Planner|照明シミュレーター
壁のサイズとライトの種類・位置を設定するだけで、壁面のルクス分布をヒートマップで確認できます。
まんべんない光が大事
アッパーにするにしても優雅な姿にするにしても、共通して大事なのはまんべんない光を与えることです。
光が一方向に偏っていると、胞子葉がそちらに向かって伸びてしまい、アンバランスな形になります。意図的にそうしたい場合は別ですが、そうでなければ、株全体にまんべんなく光が当たるようにすることをおすすめします。
まとめ
この記事のポイント
あくまで私の環境での結果ですので、同じ光量で同じ結果になるとは限りません。ただ、ドワーフタイプのウィリンキーを育てる際の光量の目安として参考にしてもらえれば幸いです。
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JISAKUBO
管理人2020年からビカクシダを育てています。気づいたら5年で100種類以上。たくさん枯らして、たくさん学びました。自分の備忘録ですが、何かひとつでも参考になれば嬉しいです。
@j39bo