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病害虫 — 薬害
2026.09.21

殺虫剤で
ビカクシダが枯れる4つの条件

ビカクシダに殺虫剤や殺菌剤をまいても、虫は死んで株は枯れない。この差が縮まって株にまで効いてしまうのが薬害です。薬害が出る4つの条件(高温・長く触れる・展着剤・混用)と、効かないからと濃くしてはいけない理由を、農林水産省の審査ガイダンスや県の試験場の報告から整理しました。

板付けのビカクシダを、薬液を張ったバケツに沈める直前。右に腕を組んで考えるビカキンちゃん

どうも、ジサクボです。ハダニの記事と病気の記事で、薬の名前と使い方は書きました。でも、いちばん手前の話を飛ばしていました。なぜ薬は虫に効いて、同じ薬液をかぶった株のほうは平気なのか。そして、どういう時なら株もやられるのか。農林水産省の審査ガイダンス、県の試験場の報告、大学の講義資料を読んで整理した、農薬の基礎の話です。

  • 殺虫剤や殺菌剤にドボンする前に、株が枯れないか手が止まる人
  • 品種によって薬害の出方が違う理由を知りたい人
  • 薬が効かなくて、濃くしようか混ぜようか迷っている人

いま薬が効かなくて困っている人は、6章「効かないからと濃くすると、株のほうが危ない」とまとめから読んでください。

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Prologue はじめに

いちばん手前の話

ハダニの記事と病気の記事で、薬の名前と使い方は書きました。でも、いま読み返すと、いちばん手前の話を飛ばしていました。

そもそも、なぜ薬は虫に効くのか。同じ薬液を頭からかぶっているのに、なぜ株のほうは平気なのか。そして、どういう時なら株もやられるのか。

バケツに株を沈める前に手が止まるとしたら、たいていここだと思います。今回それを調べたので、お裾分けします。


01
Chapter One 選択性

虫に効いて株が枯れないのは、差があるだけ

農薬は、虫にだけ効く特別な水ではないようです。虫と植物とで、効き方に差がある。それだけのことらしい。この差のことを、農薬の世界では選択性(せんたくせい)と呼んでいます。そして薬害とは、この差が足りなくなった状態のこと。虫との差が縮まって、株のほうにも効いてしまった、というわけです。農薬の講義資料にも、そう整理されていました。

いちばん分かりやすい例が、除草剤でした。プロパニルという薬は、田んぼの雑草ノビエ(ヒエの仲間)を枯らします。ところがイネは枯れない。同じ田んぼで、同じ薬を、同じようにかぶっているのにです。

理由は、イネがこの薬を分解する酵素をたくさん持っていて、入ってきた薬を無害なものに変えてしまうから。ノビエは分解する力が弱いので、そのまま効いてしまう。

違うのは、この薬を壊せるかどうか。壊せないほうが枯れる。それだけです。

同じ薬をかけたとき、イネとノビエで起きることの図解。分解できるイネは枯れず、分解できないノビエは枯れる 同じ田んぼに同じ薬がかかっても、分解できるイネは残り、分解しきれないノビエだけが枯れる


02
Chapter Two 防御

植物の防御は三段構え

では植物は、かかった薬をどうやってしのいでいるのか。同じ講義資料は、薬が植物に入ってからの道筋を三つに分けています。私なりに言い直すと、三段構えの守りです。

  1. 薬を弾けるか——葉の表面で食い止めて、そもそも中に入れない
  2. 薬を壊せるか——入ってきた薬を分解して、無害なものに変える
  3. 薬をしまえるか——壊しきれなかった分を、袋に詰めたり、その葉ごと落としたりする

薬が植物に入ってからの三段構えの図解。弾く・壊す・しまう 薬が葉にかかってから通る三つの関門。①で弾けなかった分が②へ、②で壊しきれなかった分が③へ進む

品種によって薬害の出方が違うのは、この一段目で差がつくからだろう、というのが私の読みです。

葉の表面のロウが、種類でも品種でも違う

葉の表面は、ロウを含んだ薄い膜で覆われています(クチクラ層といいます)。水や空気の出入りを抑え、病原菌も入りにくくしている膜で、葉が着ている雨合羽のようなものだと思ってもらえれば。

この合羽の厚さは、決まったものではないそうです。日本植物生理学会のQ&Aによれば、高温や乾燥にさらされた植物は、水を失わないようにロウを厚くする。ただし、どれくらい厚くするかは植物の種類や品種で大きく違う。さらに、農薬などをかけ続けた時にも合羽を厚くして、薬を吸いにくくすることが分かっているそうです。

つまりこの合羽、置き場や季節で厚みが変わるし、薬をかけ続けると厚くなる。しかも、その変わり方が種や品種で違う。同じ株でも、時期によって違う合羽を着ている、くらいに思っておいたほうがよさそうです。

P.willinckii などの白い星状毛(せいじょうもう)は、この合羽とは別の部品ですが、働く場所は同じ一段目です。除草剤が葉にどう付くかを調べた研究では、毛のある葉は、毛が薬液の滴を途中で受け止めてしまい、葉の表面まで届いて濡れる範囲が狭くなることが多い、とされています。別の実験では、混ぜる薬剤しだいで、滴が毛の上にちょこんと乗ったまま下を濡らさないこともあれば、逆に広く濡れ広がることもありました。どちらも畑の作物の話で、ビカクシダで測った資料は見つかっていません。

ただ、ハダニの後編で書いたとおり、アーリーセーフをまいた直後に星状毛を顕微鏡で覗いたら、液は弾かれるどころか、毛の層の奥まで濡れていました。アーリーセーフには、洗剤と同じ働きの成分(界面活性剤)が最初から入っています。毛が薬液を止めるかどうかは、何を混ぜるかで変わるようです。

植物は、薬を捨てられない

三段目は、動物と比べると分かりやすい。講義資料によれば、体に入った異物を分解する反応は、動物も植物も基本的に同じだそうです。違うのは、そのあと。動物は壊した薬を尿や糞で外に出せますが、植物には薬を出す出口がありません。だから壊しきれなかった分は、体のどこかにしまい込むしかない。液胞という袋に詰めるか、細胞の壁にくっつけるか、その葉ごと落とすか。


03
Chapter Three 設計

殺虫剤と殺菌剤は、もともと薬害が出にくい

農林水産省が出している審査ガイダンス(農薬を登録する時の試験のルールブックです)には、殺虫剤と殺菌剤は薬害が出るリスクがもともと低いので、薬害の評価は葉が茶色くなるか、葉が落ちるか、といった症状の有無で見る、と書かれています。一方で除草剤は作物への影響が大きいおそれがあるので、収量や品質まで含めて詳しく審査する、とも。

除草剤は植物を枯らすための薬なので、審査する側も最初から念入りに見る。殺虫剤と殺菌剤は、そこまでは疑われていない。

私の環境でも、ダニ太郎やダントツで薬害が出たことはありません。


04
Chapter Four 条件

では、どういう時に枯れるのか

2章の三段構えで言えば、薬害は、一段目を抜けて中に入った薬の量が、二段目で株が壊せる量を超えた時に出る、と私は読んでいます。守りが三段あっても、量で押し切られれば抜かれる。

薬害が出る条件が三段構えのどこに効くかの図解。高温・長く留まる・展着剤は一段目、混用は二段目 この章で見ていく四つの条件。三つは入る量を増やし、一つは二段目の分解を止める

葉の中で何が起きているか

その界面活性剤で調べた古い実験があります。葉から取り出した細胞をこの成分に浸すと、ものによっては細胞の膜の守りが弱くなって中身が外に漏れ出し、光合成も落ちた。そして、漏れやすくした成分ほど、畑で薬害を起こしやすいと報告されている成分だった、という考察です。

葉が茶色くなったり枯れたりする薬害の症状は、細胞がこうして壊れた先にあるもの、と読んでいます。壊しきれない量の薬が細胞まで届けば、膜がやられて中身が漏れる。そこまで届かなければ、二段目と三段目で片づけられて、何も起きない。

薬が入ることと、株がやられることは別

ここまで読むと、中に入る薬ほど危ないように思えてきます。でも、そうとも限りません。

ダントツは、中に入ることを前提に作られた薬です。メーカーの説明には「茎葉部から作物体内に吸収され、作物全体へ浸透移行していきます」とあります。葉にかけると株が吸い込んで、全身に回る。一段目を通ってしまうのは欠陥ではなく、設計のほうです。

それでも、3章で書いたとおり、私の環境でダントツの薬害が出たことはありません。

入ること自体が薬害なのではない、ということだと思います。分かれ目は、入ってきた薬を株のほうが壊せるかどうか。1章のイネとノビエと同じ話でした。イネも同じ薬をかぶって、中に入っている。壊せるから枯れないだけです。

だとすると、薬害の条件は二つに整理できます。入る薬の量が増えるか。薬を壊す力を止められるか。前者の理由が三つ、後者が一つです。

住友化学 ダントツ水溶剤 125g

住友化学 ダントツ水溶剤 125g

有効成分はクロチアニジン。葉から吸われて株全体に回る浸透移行性で、この章で書いたとおり「中に入る設計」の薬です。私は5,000倍に薄めてドボンで使っていて、薬害が出たことはありません。観葉植物の登録はないので、使うなら自分の責任で一株から。

膜は、暑いほど薬を通す

一段目の合羽は、温度で通りやすさが変わります。この膜を専門に調べた研究では、膜の通りやすさを決めるいちばん大きな要因は温度で、温度が上がるほど物質が通りやすくなる、とされています。トマトの果実から剥がした膜で薬剤の通り方を測った実験では、5℃から35℃に上げるほど速く通り、35℃なら10時間で9割が通ったのに、5℃だと1か月以上たっても3割でした。同じ膜で、これだけ違う。

実際の葉でも同じ向きに出ます。宮崎県の農業試験場が、温度だけを変えた試験をしています。かけたのは農薬ですらなく、展着剤を5,000倍に薄めた液だけ。それを同じ濃度でかけて気温だけ動かすと、薬害が出るまでの時間がこう変わりました。

気温薬害が出るまで
35℃15分〜1時間
30℃45分
25℃1時間
20℃1〜2時間
15℃24時間見ても出ない

サトイモという畑の作物の話なので、室内のビカクシダにそのまま当てはまるとは思っていません。ただ、25℃でも1時間で出ていて、試験場も真夏の使用には注意と書いています。25℃なら、真夏の部屋は昼を待たずに超えます。夏にまくなら涼しい時間帯を選ぶ理由には、なりそうです。

薬液が長く触れるほど、多く入る

膜を通る速さが同じなら、あとは薬液が葉に触れている時間で入る量が決まります。宮崎県の試験は、葉を針金でカップ状に固定して、薬液が溜まったままになるようにして行われています。試験場の人たち自身、実際の畑では薬液が留まりにくいので、薬害が出ないか症状が弱いことがある、と断っています。裏を返せば、留まれば留まるほど入る。

私がやっているドボン(薬浴)は、これとは違います。バケツの薬液に株ごと沈めますが、すぐに引き上げる。狙いは、株全体にムラなく薬を行き渡らせることと、コンポストに染み込ませることです。触れる範囲は葉の裏まで最大になりますが、浸けっぱなしにするわけではありません。

展着剤は、薬液を留めて、通す

展着剤の仕事は、ひとつではありません。1967年の論文は、乳剤や展着剤を混ぜた例について「付着と浸透の変化により薬害が増大するとみられ」と書いています。付着と浸透、その両方が変わる、と。

付着のほうは、弾かれて流れ落ちる分を減らして、葉に留めること。前の節の「触れている時間」を延ばす働きです。浸透のほうは、合羽にしみ込みやすくすること。その前の節の「膜の通りやすさ」を上げる働き。つまり展着剤は、ここまでに出てきた二つの入り口、膜の通りやすさと触れている時間の、両方に効いてくる道具です。

宮崎県の試験が組まれたきっかけも、これでした。畑でどの薬剤をまいても同じ薬害が出る一方で、混ぜる展着剤によって出たり出なかったりした。主役の薬ではなく、脇に足していた展着剤のほうで差がついていた、というわけです。

ただ、これは展着剤が悪いという話ではないと思っています。同じ試験場が、サトイモの葉は水を弾くので展着剤が必要だと書いていますし、試した中には薬害が出なかったものもあります。どこまで留めて、どこまで通すかが、剤と作物の組み合わせで違う、ということのようです。

ビカクシダも星状毛で水を弾きます。そもそも葉に乗らなければ、ハダニにも届かない。だから展着剤を使う場面は普通にありますし、私もダニ太郎にはダインを足しています。新しい組み合わせを使う時は、まず一株で試す。

KINCHO園芸 殺虫剤 ダニ太郎 20ml

KINCHO園芸 殺虫剤 ダニ太郎 20ml

私が使っている殺ダニ剤で、1,000倍に薄めて、下のダインを数滴足しています。ラベルには「新品種にはじめて使う場合は事前に薬害の有無を確認」と書かれています(5章で引用)。登録は花き類で、観葉植物は入っていません。

KINCHO園芸 展着剤 ダイン 100mL

KINCHO園芸 展着剤 ダイン 100mL

薬液に数滴足す展着剤です。葉に留める働きと、しみ込みやすくする働きの両方があるので、この節で書いたとおり薬害の側にも効きます。星状毛が水を弾く品種には要る道具なので、新しい組み合わせはまず一株で試してから。

混ぜると、薬を壊す力が止まる

ここまでの三つは、一段目の話でした。最後の一つは二段目に効きます。薬を混ぜて薬害が出る理由は、1967年の論文で三つに整理されています。

型何が起きるか三段構えのどこか
薬が別のものに変わるアルカリ性の薬と混ぜると分解して効かなくなる入る前
入り方が変わる展着剤や乳剤で、浸透が増える一段目
植物の分解を邪魔するもう一方の薬が、植物側の分解酵素を止めてしまう二段目

三つ目だけ、入る量は変わっていないのに、薬を壊す力のほうが止まります。守りの二段目が、混ぜたもう一方の薬に足を引っ張られる形です。しかも、この三つはどれもバケツの中では見えません。分解も、浸透の変化も、酵素の阻害も、目には映らない。

同じ論文は、こう締めています。

薬害は品種によってもまた環境条件によっても変ってくるので特に混用では慎重に取扱うべきである (上島俊治「病害虫防除剤の混合使用に関する諸問題」北陸病害虫研究会報 第15号 より)


05
Chapter Five ラベル

ラベルの注意書きは、薬害試験の記録

3章の農林水産省のガイダンスには、ラベルの「使用上の注意」には薬害が出る条件・その程度・避け方を具体的に書く、という決まりもあります。この文書は薬害試験の審査の決まりです。だからラベルの注意書きは、一般論の心配ではなく、試験で見つかった薬害の条件を書いたものだと、私は読んでいます。あの小さい字は、どこかで実際に出た薬害の記録なのだと。

たとえばアーリーセーフのラベルには、こうあります。

花き類・観葉植物に使用する場合は、品種、栽培条件等により花弁、苞、葉に薬害を生じる場合があるので、事前に安全を確認して使用してください (アーリーセーフ 効果・薬害等の注意 より)

ビカクシダが入る「花き類・観葉植物」の枠に、品種で薬害が変わるとはっきり書いてありました。2章で見た話が、そのままラベルに載っていたわけです。

KINCHO園芸 殺虫殺菌剤 アーリーセーフ 100ml

KINCHO園芸 殺虫殺菌剤 アーリーセーフ 100ml

脂肪酸グリセリドの物理タイプで、界面活性剤が最初から入っています。2章で書いたとおり、星状毛の奥まで濡れました。観葉植物とハダニの登録があり、私は600倍で使いました。品種で薬害が変わるとラベルに書いてある薬です。

ダニ太郎にも、似た一行があります。

適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください (ダニ太郎 効果・薬害等の注意 より)


06
Chapter Six 濃度

効かないからと濃くすると、株のほうが危ない

ハダニの後編で、同じ薬を使い続けると効かなくなる、という話を書きました。実際にそうなった時、次に考えることは、たぶん似ています。濃いめに作ろうか。もう一回まこうか。別の薬も足そうか。

気持ちは分かります。ただ、混ぜることは4章で見たとおり薬害の条件でした。濃くすることと回数を重ねることも、芝や樹木の農薬を扱うメーカーが、薬害の出やすい使い方として挙げています。「高濃度、多水量、重複散布、混用使用」。思いつく手が、そろって薬害の側を向いています。

しかも、肝心の効かない理由のほうは片づいていません。虫が薬に強くなるやり方は、講義資料では三つに整理されています。薬を入れない、薬を壊す、薬が効く的の形を変える。的の形が変わっているなら、量を増やしたところで的は戻らない。これは私の読みですが、濃さで押し切れる話ではなさそうです。

もうひとつ。5章で見たとおり、ラベルの濃度は試験で確かめられた範囲です。そこを超えた濃さで何が起きるかは、効くかどうかも、株が持つかどうかも、調べられていません。

つまり、効かないからと濃くしたり混ぜたりすると、虫は強いままで、株のほうだけが薬害に近づきます。1章の言い方に戻すと、虫と株の差が縮む。薬害が出るのは、まさにそこでした。

だから輪番します。同じ薬を濃くするのではなく、効き方の違う薬に替える。具体的な組み方はハダニの後編(薬の選び方と輪番)に書いています。


07
Chapter Seven 結び

まとめ

  • 虫に効いて株が枯れないのは、株が薬を壊せるかどうかの差
  • 植物の防御は、薬を、届かせない・壊す・しまい込む、の三段構え。品種差は主に一段目(ロウと星状毛)
  • 殺虫剤と殺菌剤は、除草剤と違ってもともと薬害が出にくい設計
  • 薬害は、一段目を抜けた薬の量が、二段目で株が壊せる量を超えた時。細胞の膜が壊れて中身が漏れる
  • 入る量を増やすのが、高温・長く留まる・展着剤。展着剤は、留める働きと通す働きの両方を持つ
  • 薬を壊す力を止めるのが、薬と薬を混ぜること
  • 中に入る設計のダントツでも薬害は出ない。分かれ目は入ることではなく、株が薬を壊せるかどうか
  • 効かないからと濃くしたり混ぜたりすると、虫は強いままで株だけが薬害に近づく。替えるのは濃さではなく薬
  • ラベルの注意書きは、薬害試験で見つかった条件の記録。だから新しい組み合わせは、まず一株で試す

08
Chapter Eight 出典

参考文献・出典

本文で「講義資料」「研究」「実験」「論文」と書いたものは、以下です。

  • 京都大学オープンコースウェア「生物有機化学」講義資料
  • 農林水産省「農薬(製剤)の薬効及び薬害の試験方法等に関する審査ガイダンス」(令和4年3月22日付け3消安第6700号)
  • 日本植物生理学会「みんなのひろば 植物Q&A」
  • エンビュークロップサイエンス「薬害」(薬害が出やすくなる使い方として「高濃度、多水量、重複散布、混用使用」を挙げている)
  • 黒木修一・廣瀬雄信・臼井真奈美・寺本敏(2017)「サトイモの葉に対する展着剤による薬害の発生と温度条件」宮崎県総合農業試験場研究報告 第51号: 19-26
  • 上島俊治(1967)「病害虫防除剤の混合使用に関する諸問題」北陸病害虫研究会報 第15号
  • St. John JB, Bartels PG, Hilton JL (1974) Surfactant Effects on Isolated Plant Cells. Weed Science 22(3): 233-237(界面活性剤で細胞の膜の通りが変わり、薬害の出やすさと関係がありそうだと考察。要旨で確認)
  • Riederer M, Schreiber L (2001) Protecting against water loss: analysis of the barrier properties of plant cuticles. Journal of Experimental Botany 52(363): 2023-2032(温度が上がるほどクチクラを物質が通りやすくなる)
  • Knoche M, Bukovac MJ (2001) Pest Management Science 57: 737-742(植物成長調整剤 NAA のクチクラ透過が 5℃→35℃で速くなる。要旨で確認)
  • Hess FD, Falk RH (1990) Herbicide Deposition on Leaf Surfaces. Weed Science 38(3): 280-288(毛が薬液の滴を受け止め、表皮が覆われる範囲が狭くなる。要旨で確認)
  • Xu L, Zhu H, Ozkan HE, Bagley WE, Krause CR (2011) Pest Management Science 67: 842-851(毛のある葉での滴の広がりは補助剤の種類で変わる。要旨で確認)
  • Hoagland RE, Norsworthy JK, Carey F, Talbert RE (2004) Weed Science 52(3): 475-486(イネがプロパニルを分解する酵素)
  • 住友化学「ダントツ®水溶剤」製品情報(浸透移行性・「茎葉部から作物体内に吸収され、作物全体へ浸透移行していきます」)
  • ダニ太郎 製品ラベル(農林水産省登録 第21968号)/アーリーセーフ 製品ラベル(同 第21767号)